スポーツクラブでエアロビクラスが終わり、シャワーを浴びて湯船に使ってサウナに入ると１１：３０。いつもの居酒屋はラストオーダーさえ終わっている時間。だけど、のどが渇いているしグラス一杯分のビールが欲しくなるんですよ。スポーツクラブと家の間に小さなバーを見つけたので入ってみました。
とっても明瞭会計なお店でチャージなしのドリンク＆フードは全て５００円。壁紙を張らずにむき出しのコンクリートでカウンターの奥にある大きなテレビは海外のサッカーを流しています。まだそれほど入ったことがありませんが、話を聞くと開店四ヶ月。客はまだまだ元からの知り合いが多いようです。
そんなわけで最初にふらっと入ったときは、ちょっとだけ『誰、こいつ？』という雰囲気がありました。最初なので通されるがまま、カウンターに座ったオレはビールを頼んでぼーっとサッカーを見ていました。二人連れのお客さんもサッカーを見ていたのでたまに話を振られるのですが、詳しくないのであいまいにうなづく事しかできない。小学生の頃はサッカーで校庭をすみからすみまで走り回っていたからルールは一通り分かっているけど、プロの世界事情は詳しくないんです。
せっかく話しかけてくれてるのになーっと思っていると二人連れとマスターの話題が地元の話に変わりました。それなら入っていけるかもと思っていたら地元最大の異空間であるニューハーフショーパブの話になりました。そのニューハーフショーパブに興味がある人は多いんだけど、入ったことがある人は少ないのです。実際、その場にいた人間でショーを見に行った人はいませんでした、オレ以外は。
一年半前の記憶を辿って「行ったことあるよー」というと話題に入ることができて、喋っているうちに段々思い出してきて、気がつけば熱く語っていました。
「ｓちゃんってコがいてめっちゃかわいかった」（もちろんニューハーフです）
「ショーパブの前のクスリ屋さんでキレイな人がオトコの声を出したときにはびっくりした」
「一緒に行ったオトコどもは全員ｓちゃんにノックアウトされた」
「ｓちゃんのメアドを教えてもらった」
.....始めて入ったバーで熱くなった話がニューハーフショーパブか.....。今頃オレはどんなキャラということになっているんだろ？
