11月の頭に外の世界をのぞいてくるために商品説明会に参加してみました。
受講者はオレを含めて4人。10人弱しか入れない会議室でした。
WEBサービス商品なんですが、導入例の中にこないだまで行っていたクライアントの名前があったときは笑いました。
…あれ?今見たら
会社の人が関わっていて、後で参入しろって言われてたものの、基本設計の段階でクライアントと開発規模が一致せず(主に金額面)で頓挫したサイトが書いてある....
■開発面
商品といっても物体ではなくシステムです。
商品としては「パッケージ+カスタマイズ」による開発規模と開発期間の短縮。
パッケージなら安価だけど、クライアント特有の要望にこたえられない。
フルスクラッチだと、0からの作成だから時間がかかるし金がかかる。
今回はパッケージのソースを持っている(自社開発?)ので、基本的なシステムは出来上がっている。
さらに客に要望によってシステムを追加できる。
ex)サイトで売っているアイテムを表示するのはパッケージの仕様にある。だけどアイテムの材質を確認させるために拡大画像を表示するのは別料金で開発を請け負う。
必要条件であり一般に求められることを網羅しており、クライアントの特殊事情だけカスタマイズするだけか。。。。
調査と開発の勝利だね。もし自社開発ならば、開発期間(200人月以上かかりそう)は金が入ってこないし
売れるかわかんないし、勝負だったね。
■パッケージの内容:エンドユーザー側
・SSIのような感じでブロックを作成して編集や表示変更しやすいようにする。
・テスト画面あり。
・セッションは3モード
非会員
売れている表品の表示
会員の非ログイン
上記にさらに見たことのあるアイテムの表示(履歴調査による)
会員のログイン
上記にさらにお気に入りなどを表示
・商品ごとに表示htmlテンプレートを変更が可能
洗剤Aは清潔感のあるhtmlテンプレートを使用する
シャンプーはお風呂をイメージするhtmlテンプレートを使用するなど
・区別表示
会員が「20代後半」の「男性」で「都内在住」ならトップページをこれにする(アイテムによる値引きも可能)
アイテムAの画面にアイテムAの消耗品アイテムBを表示する(アイテムBにはアイテムAを表示しないのも可能)
会員の動きによって連携を見る。アイテムAを見た人はアイテムBを見ています。の表示
・買った人のアイテムレビューあり
そのまま表示もバックで確認して編集して表示も可能
・会員のレベル(100万円買ったらプレミアム会員とか)が指定可能で
レベルによる値引きが可能
・アイテムとアイテムの比較画面あり
・アイテム検索あり
googleと同じような感じで 類義語検索、類義語辞書 で入力の間違いを訂正して誘導する。
・お気に入り欄にアイテムを入れる
・後購入欄にアイテムを入れる
アマゾンでできることは、だいたいできるみたい。
すごいのは「お気に入り」と「後購入」が分かれていること。説明すればするほど同じ意味合いにしか取れない両者をよく区分けしたもんですねぇ。
携帯の画面はPCの画面からは自動生成できないみたい。
しかし....パッケージでここまでの機能があるのか....すごいなこりゃ
■パッケージの内容:CMS
・RSSあり
・コンテンツは時間管理(いつ表示開始して、いつ終了するか)が可能
■パッケージの内容:管理側
・アイテム管理画面(CSVのアップ可能)
・アイテム検索時の類義語の登録
・「お気に入り」に入っているアイテムの表示
・「後購入」に入っているアイテムの表示
・権限は「グループ」に対して「項目」を「参照」「更新」できる
・人は権限に紐付ける
・会員がwebからではなくFAXなんかで注文してきたときに代理で注文できる
商品としてのシステムで売りになるのは管理画面の充実さなんだろうね。
特に業務に必須ではないマーケティングの機能の充実。
ここが充実していると「攻め」ができるんだよね
会員がwebからではなくFAXなんかで注文してきたときに代理で注文できる も
なかなか思いつかないかも。
■負荷対策
サーバーのスペックによるところも大きいが
100万アイテム、一時間300件の注文が処理可能
総評
市場が求めていることだったり、エンドユーザーが求めていることを見に行ったつもりだったんですが、機能が多いですね。
phpなんかはアレと同じようなパッケージを無料でされている。なら、0からのフルスクラッチなんぞ誰も求めないよなぁ。
クライアントにしてみりゃシステムは隣のサイトと同じシステムでもいいんですよ。他サイトとの区別はデザインや記事や商品アイテムでするからシステムにオリジナル性は必要ない。システムに求められるのは正確に動くことなんですよね。独創性はいらない。
うーん、、、今まではプログラム言語の勉強をしたほうがいいかなとか思ってたんだけど、ツールの勉強も必要か。
ニーズを考えなきゃだなぁ