ロジパラさんを目指してた!

はてな日記で書いてた頃の冗談日記

前の現場ネタ強化週間5

長文、笑いなし。

スポーツジムで体を動かすとジムを出るのが0時近くになります。その後、ビールが呑めて食事ができる居酒屋さんを探していました。

そのときの話。

 「お、この店は良心価格じゃん」と思って戸を開けたら、親父さんが一人でやっている店でした。カウンターで50歳台のサラリーマンさんが正体がないほど酔ってました。

その日、50歳台のサラリーマンさんは恩返しを受けたそうです。

その人は人望があり,能力も高く,中でも人を育てる能力に長けているということでした。


...めんどくさくてうざいので伝聞調をやめますが,そのサラリーマンが帰って後で店の親父さんから聞いた話です.


部下に大きな仕事を与え、表に影にフォローし部下は成長していきました。力をつけた彼らはもっと大きな舞台を求めて、勤めていた社を離れて飛び立っていきました。ヘッドハンティングですね。ヤンが上司だったら良い気持ちがしないような気がしますが,彼は笑って見送りました。

 そんな風に彼の元から巣立っていったのは一人ではなかったんです。みんな、大きな会社で責任ある役職につき,日本経済を支えるようになります.


 今でも彼は元部下達と交友があり、その中の数人が,お礼がしたいといってきました。いいトコの部長クラスが束になって接待するというのだからヤンが想像もつかないような店が用意され、鯛やヒラメの舞い踊りが繰り広げられたことでしょう。楽しかった、そしてうれしかった。教え子と呼べる奴らの成長と彼らが恩を感じてくれていたこと。彼らに教えたことや与えた苦難は無駄じゃなかったと。彼の人生のいくつかが収束されて実を結び、それが具現化した時間だったことでしょう。


 元部下達と別れて地元に辿り付いた彼は、まっすぐ帰れずにいつもの居酒屋に顔を出します。

そして、さっきまでとは違う顔をして、荒れます。飲み直さないとやってられない。料理はうまかった。酒もおいしかった。自分を接待するほど成長したみんなの姿と感謝の気持ちがうれしかった。だから、飲み直さないわけにはいかなかった。



..........だって、悔しかったから。



 元の部下が自分を超えていったことはうれしい以上に悔しく感じた。おそらく彼自身でも整理がつかないだろう。だから元の部下達が知らないフィールドで『本心』をぶちまけたかった。....『本心』?元部下達の気持ちがうれしかったのも『本心』だ。


だから 人は面白い。



※ですます調と口語調、一人称と三人称が入り混じっちゃった...orz

※今はジムも替わり(前のジムは潰れた)、呑むところもcomfyってバーで落ち着いてます。