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□計算より勘の競馬論4 もはや勘でも何でもない
冗談で天皇賞を当てる前、風が出てきてたんですよ。レジャーシートで陣取った俺たちのスペースにハズレ馬券とかゴミとかが飛んできてたんですね。邪魔臭いなぁと思ってたんですけど、ピンと来ました。今思うと考えることに飽きてたんですね。
そん時のオレ曰く「天皇賞がおわった後に飛んできた馬券と同じ買い方をしてやる!」
んで天皇賞で200円を 40,000円にしたオレは興奮さめやらぬ状態で周りを見渡しました。
まず一枚。天皇賞の単勝馬券。次に拾い上げたのも天皇賞の単勝馬券。最後に10レースの馬連一点。書いてあった数字のは2,3,7,9。馬連のボックスでいいやとマークシートに書き込み始めました。もちろん、新聞なんて見てません(分からない方へ・すっごい適当なことをしているのを察してください)
そこに友人ヒロロが口を挟んできました。「ちゃんと考えろ」と言うのかと思いましたが違いました。さすがはオレの友人です。考え方がオレと同じベクトルを向いてました。
そしてヒロロが言った言葉は俺が言ってみたい一番の台詞でした。
曰く
「調子のいいオマエと同じ買い目で買っておいてくれ」
その日の府中競馬場で一番神に愛されたオトコは間違いなく俺です。運があったのは俺です。でも俺がしたいのはそれじゃないんです。運気が高いヤツを見極めて予想に乗り、そいつの運気が下がったら運気の上がってきた別のヤツに乗る。そーいうことがしたいんです。運がほしいのではなく、運気を操りたいんです。俺の買い目が当たってたら、俺にとっては神様のおかげです。でもヒロロにとっては俺の運気を見極めた自分のおかげなんです。俺はそんな盤場外戦のようなことが…(以下繰り返し)
さあスタート!そしてゴール!
配当800円の的中。
自分が当たったことよりも、ヒロロがかっこよく見えるわ、軽く嫉妬しちゃうわでした。
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