オレの働く業界はちょくちょく職場が変わることがあります。その頃に関わっている仕事が過渡期を迎えたので一生懸命作業をしていると一本の電話がありました。前の職場でオレが作業したところの変更があるから、ちょっと戻ってきてやってもらえないかということだったんですね。2,3日分の仕事量で、そのときの仕事は平日は身動きが取れない。しょうがねえ、土日に前の職場にいって頑張っちまうか!
そんなわけで前日の金曜日。俺が使うパソコンがあるかを電話で確認しました。用事は一通り済み、最後に冗談をかましました。「女の子の字で”ヤンさん、がんばってね”と書き置きがあったら通常の三倍頑張りますよ!” そしたら相手が一言。
「ごめん。そういう文字フォント持ってないからプリントできないや」
いや、そうじゃなくてね......
そんな感じで土曜日に前の職場に行くと確かに使っていたパソコンがありました。電源をonにしてモニターのスウィッチを.....モニターのスウィッチを....モニターを.....
モニターがあるべきところに「白い恋人」(北海道お土産のアレね)が一つだけ置いてありました。オレは「白い恋人」を手に取りまじまじと見ました。
『「白い恋人」は、やさしく焼き上げたクッキーにホワイトチョコをサンドした北海道名産のお菓子』
これを見ながら俺に何をしろと!?
※普通に考えれば「白い恋人」は誰かのお土産ですね。シュールな冗談かと思いました。隣の席のモニターを借りて仕事して帰りました(笑)