ロジパラさんを目指してた!

はてな日記で書いてた頃の冗談日記

他社の新人を見て思う

 ”本当に”言われた作業しかやらない奴らがいる。もし指示を受けた作業に指示ミスがあってもそれを相手(上司が想像されるが本人と同格の場合も多い)に連絡せず、相手から「あれどうなった?」とか 数時間後に相手が作業結果を確認したときに思ったような結果が出ていなくて「頼んでたやつどうなった?」と問われて始めて「この部分に対して指示が明確ではなかったのでやってないよ」と胸を張って言い返す輩である。また作業中に明らかにおかしい部分があっても無視して進め、依頼した相手が求めた結果と異なったことになっても平気で「できたよ」といってくることもある。そして依頼相手は思うのだ。「ちょっと考えりゃ、そのまま進めるのはおかしいとわかるだろ!」

 意識的に創造性を働かせないようにしているのだ。理由は状況によって違うがその作業をするのがいやなのだ。(他に本当にまるきり創造性が欠けているの場合があるが論外なので省く)。このタイプは小さな会社でまともな研修を受けていない20代前半に多い。友人以外とのコミュニケーションのとり方を知らなかったり、仕事に対する心構えがなかったりするのである。プライベートでは明るく笑うのかもしれないが職場ではほとんど感情をあらわにしない。いやあらわにする方法を知らないと言うべきか。自分の殻に閉じこもって出てこないのだ。私はそれらをアニメ用語を使って「ATフィールドが強いやつ」と呼んでいる。

 彼らは彼らの時間を無駄にしていると思う。仕事を趣味にしろというわけではないが人生のほとんどは仕事と睡眠に費やされる。それに対してモチベーションがないと言うのはあまりに時間の無駄ではないか。その趣味によってさまざまではあるが一年でその趣味に費やせる時間はそんなに多くない。多くても仕事をしている時間の数分の1程度のはず。趣味の時間だけを夢見て金を得るためだけにじっと時間が過ぎるのを耐えているのが仕事の時間だなんてあまりにせつな過ぎないか? もし一日で使い切らないとなくなってしまう 86,400 円が毎朝口座に振り込まれていたら一生懸命使うだろ?っていう話がある(ろじっくぱらだいす さんより) 一秒を一円に換算するとその日一日を無駄に使ったヒトは 86,400 円を無駄にしたことになる。それじゃ生きてて面白くない。

 割り切りは必要だが毎日一日 40,000 円をどぶに捨てることはない。あまり関心がもてないことにもある程度の積極性を持ったほうが人生は楽しい。それを教えるのは先を歩く人間の役目なのかもしれない。


 彼らはまだいい。こちらが導いてやればいいのだから。私も昔はそんなオトコだった。鍛えてくれたのは今の職場である。積極性を求められ、それに答えられなければ捨てられていただろう。今度は私が説教したりしながら導く番だと思う。

 ただ、これの進化版は手に負えない。進化版とは自らのATフィールドの中に閉じこもり、いい大人になってしまったヤツである。それはまた後日。