ロジパラさんを目指してた!

はてな日記で書いてた頃の冗談日記

ちょっとだけ自分に酔う

 今の職場では心が強いことが求められた。だけどそれがなかった俺は見下され、手間のかかる仕事を押し付けられ、一人で夜中まで作業をしたことは一度や二度ではない。

 だけどそのおかげで欲しいものを得た。強い心である。そして年相応の経験である。最初は引きこもり一歩手前の社会人だったオレが、苦労の甲斐があって強い発言権を得るまでになった。職場でツレもできた。クライアントとも強い絆ができている。いい職場だと思う。

 しかし今の職場にオレの会社の人間はオレ一人だった。よくあることだからかまわないが問題は俺の会社のオレに対する態度である。会社はオレに無関心だった。技術的なフォローはまるでないし、ねぎらいの言葉さえない。俺の様子を聞く電話もメールもないのだ。そして給料が安い。

 本来オレはのんびり屋である。コミュニティとしての機能、給料。どちらかが高ければオレは文句がなかっただろう。しかしバックボーンとしての機能をまるで果たしていない会社に仲介料としてどれだけの金を落としているのだろう。

 血反吐を吐き、心を砕きながら成長し、信頼を得たのは”オレ”個人であり、会社のネームバリューは役に立っていない。それなのにクライアントと俺の間でどれだけの金を搾取しているのだ。この会社は。そう思って重い腰を上げたのは去年の十二月である。周りには遅すぎるといわれた。

 紆余曲折を経て、今日会社を辞めた。ちょっと心が楽になった。