今、仕事で細かいチェックの作業をしています。
ミスがひとつ見つかったら、似たようなミスが他にもないか一通り確認するとか既に終わった部分もそのミスの観点でチェックし直して間違いがないかとかね。
どうやら仕事モードを引きずっちゃったらしい.....。
担当が変わった保険のお姉さんと始めて会いました。
保険の見直しです。5分で終わるそうです。
席に座って俺の心をつかむお姉さんのファーストアタック!
「この度、無料の特約で代理人申請特約ができました。不測の事態が起きてあなたが意識混濁してしまったさい、代理の方のサインで保険が降りるようになります」
俺「....え?今までの保険って、俺が意識不明の重体でベットの脇にいる親父なり女房なりのサインでも降りなかったの?」
お姉さん「そうなんですよ。でもこの特約に入ればOKです!」
俺「....その特約が素晴らしいというよりも今までがおかしかったようにしか聞こえないんだけど.....?」
お姉さん「え?」
俺「え?」
今思えば、事件性的なものに対する配慮だったのかもしれないです。意識のない俺のベットの脇にいる親父なり女房なりが信頼に値するか保険会社にはわからないしね。親父がパチンコジャンキーだったり、女房が韓流にどはまっていたら、渡した金が本当に俺のために使われるかわからない。
その時はそこまで頭が回らず「支払わない大義名分。支払っているお金は加入者のためのものじゃなくて保険会社のもの」ってことに聞こえてました。
聞けば服のデザインをやってて4月からこの仕事を始めたというお姉さん。センスと技術の世界にいて保険の世界に飛び込んでまだ数ヶ月。理論武装はまだこれからみたいです。
俺はお姉さんを責めているつもりはなかったです。強い口調になってたわけでもないはずだし。けどお姉さんは思ったかもしれませんね。「こいつ、めんどくせえ」
保険会社の歴史に思いを馳せていても先に進まないのでパンフレットを見ながら説明してもらいました。
最初のページの俺の保険の内容を説明してもらました。
次に「こんな場合には」というサンプルのページが出てきました。
そのページにはサンプルケースが5-6個ぐらい並んでます。
お姉さん「こんな場合には私に連絡ください。」
(5秒沈黙。おそらく俺が内容を確認する時間)
次のページを開くお姉さん
「こんな時にも連絡いただければと思います。」
(5秒沈黙。おそらく俺が内容を確認する時間)
次のページを開くお姉さん
「こんな時にも連絡いただければと思います。」
(5秒沈黙。おそらく俺が内容を確認する時間)
次のページを開くお姉さん
「こんな時にも.....」
俺(柔らかい表情を作りながら)
「待った、お姉さん、流石に説明をはしょりすぎだよ。なんにも入ってこない」
多分、誰かが作ったサンプルページで何を説明していいか、そのページから何をピックアップして話せばいいかが分からなかったんでしょうね。
そのページを軽く説明してもらう。その中の一言。
お姉さん「このケースは。。。今回の保険の対象ではないですね」
俺「ちょっと待って。俺に関係ないケースも書いてあるの?」
気がつけばケースはno18。no01まで戻って再チェック。結構、俺に関係ないケースがありました
どうやら俺の保険の内容からピックアップした事例ではなく本社が作成した汎用ページだったみたいです。(お姉さんは恐縮してたんだけど...今考えると使い方次第では俺が新しい保険に入るトリガーになった?)
ページをめくるお姉さんの手が震え始める。
なぜか謝るオレ。
気がつけば30分弱。
保険の変更をしなかったわけだし、お姉さんの説明のまま進めれば5-10分で終わるだろうけど、、、、なぁ。
厳しい指摘や細かい指摘をしたつもりはなく、重箱の隅をつっついたり揚げ足取りをしたつもりもないんだけど....めんどくさいやつにしか思われなかったろうなぁ。