建前
十字軍遠征の中で男の中でひときわ活躍する女戦士・エリザベス。彼女が故郷に戻ってくると豪族が周辺の村を襲う非道な山賊のように荒らすようになっていた。さらに豪族はエリザベスの一人息子をさらって行ったという。エリザベスは息子を取り返すべく旅立ち、やがて三人の仲間を得ることになる。
エリザベスを含めた四人の異なる生い立ちと価値観が交差してストーリーが進む。しかしエリザベスの息子を救う意識は一致しており、なんとなく「七人の侍」に通じるところをオレは感じた。90分弱と尺は少し短いが、その分だれることもなくスピーディに展開する。
本音
誰だ、変な邦題つけちゃったのは。息子を悪党から助けようとする勇ましいお母さんとその仲間の話です。原題の「WARRIOR ANGELS」の方がよっぽど内容にあってます。他サイトを見るとハリーポッターと同時期でパッケージも剣と魔法を連想させるデザイン。日本の販売会社が大作映画に便乗しようとしたのであって制作側は考えてないんじゃないかなぁ、少なくとも原題からは便乗しようって思惑は感じられないもの。
色々なサイトでB級作品とかCGがしょっぱいとか書かれていますが、オレとしてはキャラクターとストーリーが重視であり、CGは二の次なのでその辺は気になりませんでした。みんな邦題にだまされて、世界を救う話かと思ったら、近所の村が結集してその辺の山賊を倒す話だったから拍子抜けしたんだと思うけど、俺は面白かったですよ。