※mixi.jpで書いている日記より。こっちに載っけてなかったみたい。長文が続いてスンマソン。
五月の中ごろの日曜日に地元の居酒屋の連中に誘われて、常連数人で新宿に遊びに行った。行きの電車の中でＰＭ０３：００に集合してＰＭ０７：３０に帰ろうって話しになってたんでちょっと考えた。
－８時前に解散するんだったら、馴染みの店で一杯呑んで帰ろうかな。
新宿ゴールデン街にある小さなバーは女の子が日替わりで店番をしていて俺がなじみのコは木曜日と日曜日に店に入っていた。いつもは会社の帰りに寄っているから日曜日に行くのは始めてかもしれない。
新宿ゴールデン街とは：
小さな居酒屋やバーが軒を連ねる飲み屋街。市役所通りを挟んで隣り合わせである歌舞伎町が音と光によって華美な彩があるのに対し、ゴールデン街は非常に静かで排他的でさえある。一般家庭のそれよりも小さな玄関ドアを勇気を持って開けることができれば、たまたま隣り合わせた人同士が友人のように語り合う世界が展開されている。年齢性別職業を超えて友人のように語り合うので色々な価値観と世界に触れられるのが面白い。二人、多くても三人で行ってください。じゃないと内輪で固まってしまってゴールデン街の醍醐味が味わえなくなっちゃいます。
昔はプチぼったりくりとか多かったらしいけど、現在はおばさんの呼び込み（歌舞伎町にくられべればすごく控え目な呼び込み）についていかなければ大丈夫です。
小降りの雨の中、みんなとコマ劇にそばにある会場に向かいながら「今日行くよ」とバーの女の子にメールをする。会場に入る頃、「１０人の予約が入ってるから今日は入れないかも」と返ってきた。でも顔出すぐらいはしとこうかなと思っていた。
やがてＰＭ０７：３０になって会場を出た。幹事が一言「地元のほうで店予約してあるから呑んでいこう」
－あれ？ここ解散じゃないの？まぁいいや、ちょっと抜けて後から合流しよう。
幹事に一時間ぐらい遅れるといって新宿コマの前で分かれた。「呼び込みがうるさいなぁ」と思いながら歌舞伎町の風俗街を抜けゴールデン街へ。店が始まる時間よりも少し早かったので喫茶店でちょっと時間をつぶし店に行く。ドアを開ける。が、鍵が閉まってて開かなかった。隣の店も閉まっていて時間がつぶせない。そばにある花園神社にお参りすることも考えたが雨が強くなってきた。そして俺は傘を持っていない。結局店には寄らずに地元に帰ってみんなと合流することにする。
幹事が予約した店は地元の駅から二つ違いの駅にあった。電車を降りると雨がさらに強くなっていた。暦は五月の中旬になっていたが雨が降ると急激に寒くなる。俺はアーケードの中を店へと急いだ。駅出て五分だと言ってたからすぐに分かるかと思ったが、見つけるのに１５分かかった。カラオケのついた個室で呑んでいるみんなと合流。冷たい雨が降っている中、歩きまくった俺はみんなと合流できた安堵感が顔に出ていた。乾杯した直後に隣に座っていたＵ子ちゃん（女子高生。この日記に最多出場）が一言。
「すっきりした顔しちゃって～、女の子はかわいかったの？」
－......は！？
「ヤンさん、そんなに溜まってたの？」
－......えぇ！？
風俗に行ったことになってる.....＿|￣|○
Ｕ子ちゃんともう一人の女性が興味津々に聞いてくる。
「あそこで別れたってことはねぇ....」
「ああいうところって何をどうするの？」
「.....飲むの？」（何をだ）
どんなに説明しても疑いは晴れようとはしなかった。
その後、
津軽海峡冬景色を歌っていたら「♪あぁ～津軽海峡冬景色♪」のところでアノトキの声を出せ！って言われるわ、
スマップを歌っていたら「つまんないから次はイっちゃうやつ歌え」と突っ込まれるわ、
しょうがないから歌ってやったら誰も聞いてないわ
勢いづいた女性が「金太の大冒険」を歌い始めるわ（女性が歌うのを始めて聞きました。ちゃんと単語で区切ってました）
と開き直ると楽しい飲み会だった。
そんなことがあって、翌々週の土曜日に飲みに行った。常連と乾杯した後、相手が一言。
「みんなで新宿行ったときに、一人で風俗行ったんだって？」
...話が広まってる...＿|￣|○
弁明したけど誰もまともに聞いてくれない。そりゃそうだよね、飲んでるときの相手なら本当の姿なんていらない。それよりもウソでも面白いキャラクターを植えつけちゃったほうが楽しいもんね
....それから１０月末の現在まで、俺は「風俗好き」というレッテルを貼られています.....＿|￣|....○
