13:30に帯でやっているヒルメロの特徴(現在は「母親失格」)
※2クール見てなんとなく分かってきました。
その番組のターゲット層は
・お昼を食べながら見ている主婦。
・ごきげんようの続きでテレビをつけているだけの主夫
・テレビをつけたまんま女性セブンを見ている家事手伝い
です。
他に
・楽しみにしているフリーター
・視聴ブログを作っちゃうほど楽しみにしている人々
ってのがいますが、視聴者全体の比率からすれば大した数はないでしょう。
つまりターゲットはまともにテレビ画面を見ていない可能性があります。
そんなわけでドラマの特徴としては
a.人物は真実を隠すことはあってもウソをつかない。
→ 視聴者がウソをウソだと気づかない可能性があり、ウソのほうを真実だと思い込んで話についてこれなくなってしまう
b.事件が起こると10分後には登場人物の誰かがナニが起こって今どういう状況かまとめて話す。
→ ちょいくどい時があるのですが、ターゲットが「(何かをし)ながらテレビ」なので、ちょっとでも話が複雑になると簡潔に説明しなくては視聴者がついてこない
c.物語の急展開は必ず予想外なほどベタベタ
→ 「あ、うそ、そこまでベタなん?」と思わされること多々。やっぱりターゲットが集中して視聴しているわけではないので本当に意外な展開にしてしまうと誰もついてこれないんだと思われる。
d.視聴者に隠す過去はない。
→ 過去の事柄を小出しにしてターゲットの興味を引きずるのが物語を作る時の王道なのだが、語られていない過去の事件とか主人公の過去とかはない。話がややこしくなっちゃうから?
e.主人公の家の玄関の外は明らかにパパッと作ったっぽい屋内スタジオ。
→ 1放映に必ず一回は出てくるから屋外に作ったらメンテナンスが大変なんだろね
g.展開がこれでもか!ってぐらい速い。
→ 長年ドロドロ劇を放映しているのですぐに展開しないと飽きられてしまう可能性が高いためか。ちょっとでもチンタラやっているとチャンネルを変えられてしまう。
h.登場人物が二人きりで話していると、必ず誰かが通りかかって話を聞いてしまう。
→ 7割方これで話が展開していく
i.最初の三週間ぐらいを第一部として舞台を作り、第二部として本編が始まるようだ
j.主人公の誰かが逃げたり家出したり高飛びしたりするが,遠くても電車で一時間圏内までしか逃げない。んで三日もしないうちに見つかる。
→ 前のシリーズ「紅の紋章」の主人公は親父の借金で遊廓に売られたが,実家から遊廓に通ってた。
k.基本的に大事件は金曜日に発生する。
→ 来週まで引っ張る
よーするに「やりすぎなくらいに分かりやすく、でも意外性を持たせる」という一番基本であり一番難しいことを両立させている見事なドラマです。
そんなわけで僕は撮り貯めた一週間分をiPodで画面を半分みながら、マインスイーパをやりながら母親失格を見てます。
※マインスイーパのハイスコアは298秒です。
ドラマのほうはそろそろ後半戦です。今週あたりでチヒロちゃんが自分の父親が誰なのか聞いてしまうんじゃないかなぁ
こーしてみてみると....オレって一生懸命昼メロ見てるのか?