ロジパラさんを目指してた!

はてな日記で書いてた頃の冗談日記

明るい牢獄へ

 クライアントのきつい要望や短すぎる締め切りと共に戦ってきた友人がいる。私が考えたやり方でクライアントのシステムを形にしてくれた人だ。手を動かさずに机上の空論的に考えた方法論などろくなものじゃない。だけどそれに付き合ってくれた人だ。その後、その方法論は今の仕事の方法として確立していった。(わかる人へ:オレが考えたコーディング規約で作りやすいか彼が実験。うまくいったのでプロジェクト全体に広がった)

 仕事に節目にクライアントの金で繁華街に遊びに行った。キャバクラでの彼の笑顔を忘れることはないだろう。そして彼には二件目のトップレスパブでのオレのエロエロ行動だけは忘れてほしい。

 その後、彼は同じクライアントの別の仕事に移動した。新しい人たちで仕事を始めるが今までのノウハウを持っている人間として派遣された。知識を持っているからみんなに伝えるのが彼の仕事のはずだった。現実は知識を持っているからほとんどの作業することになってしまった。

 仕事の締め切り後に行くはずだった恋人との海外旅行。しかし仕事が締め切りに間に合わずにキャンセルになった。

 遠隔地にいる作業者との調整。なかなか作業依頼を出さないクライアントとの言い合い。ちょっとやればすぐ気づけるはずのミスにも気づかない隣人のフォロー。作業手順が確立していて何度も依頼しているのに手順が覚えない担当者とのやりとり。仕事に行きたくない日は二度や三度程度ではなかっただろう。

 共に苦労した。苦労してきているところを見てきた。

 そんな彼が牢獄に入ることになった。結婚したのである。相手は海外旅行を一緒に行くはずだった彼女だ。

 花の独身生活から明るい牢獄生活へ。おめでとう。